9月「東京例会」のご案内

日 時/令和5和年9月19日(火)
    PM6:00~7:45
会 場/日本外国特派員協会
       東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル5階
       TEL03-3211-3161
連絡先/時局心話會 TEL03ー5832ー7231 FAX03-5832-7232

 「不当拘束から見る中国の人権状況と今後の日中関係

     講    師/鈴木 英司
             元日中青年交流協会理事長

 鈴木氏はスパイ容疑で逮捕され牢獄に入っていた。その体験談のお話を聞ける又とない機会である。習近平体制になって外国人の拘束事件が急増している。15年以来スパイ罪で中国で拘束された日本人は17名にのぼる。そんななかで中国・習近平政権が「反スパイ法」を改正7月1日から施行された。これによって摘発対象も広がり、知らぬ間にスパイにされてしまう危険は増すと言わざるを得ない。中国をめぐる国際情勢の複雑な昨今、一歩間違えば普通の人々が拘束され自由が奪われるのは恐ろしいことだ。胡錦涛から習近平時代への政権移行によって日中関係よりも国家安全、日中友好よりもスパイ摘発と中国の優先順位が変わった。今、何が問題か―6年3か月の過酷な拘束の体験を通して中国の人権と今後の日中関係について考えたい。

〔略歴〕1957年、茨城県生まれ。法政大学大学院修士課程修了。専攻は中国の政治外交。1983年、中華全国青年連合会の受け入れにより初訪中。以降、訪中歴200回超。1983年、中国の代表的知日派の張香山氏と出会い、交友を深める。1997年、北京外国語大学の教壇に立ち、2003年まで中国の4大学で教鞭をとり、日本では創価大学の非常勤講師を務めた。外交関係者などに教え子多数。日中友好7団体のひとつである日中協会理事や衆議院調査特別調査員などを歴任。元日中青年交流協会理事長。中国でスパイ活動をしたとして2016年7月、北京市国家安全局に拘束され、懲役6年の実刑判決を受ける。2022年10月、刑期を終えて出所し、日本に帰国。
著書〕『中南海の100日秘録・日中国交正常化と周恩来』(三和書籍)がある。このほか張香山氏著『日中関係の官見と見証』では訳・構成を、金煕徳氏著『徹底検証!日本型ODA非軍事外交の試み』では翻訳を担当した。

「東京例会」とは

 東京例会は、弊会会員(企業経営者)に限定した講演会です。内外の政治経済について現場でご活躍の講師陣をお招きしています。参加者は、優良な中小企業経営者等が中心です。この講演会にご参加頂くためには、会員になる必要があります。時間は、18時から19時45分までです。