主張

「近況報告」

1980年代のバブル経済全盛時代は不動産や株に手を出しても本業の利益より大きいため大方の企業家が手を出した。その後、バブル経済から本格的なグローバル経済がやってきて、フリー、フェアー、グローバル、規制の撤廃という謳い文句に日本企業は振り回されてきた。その結果、バブル崩壊とグローバル化で多くの企業が整理淘汰された。それに追い打ちをかけたのがリーマンショックであった。日本経済は規制撤廃と自由競争の中で世界の荒波に突入を余儀なくされたのである。しかし、海外に進出している企業はグローバル化に順応したが、日本国内企業にとってグローバル化は初めての経験であり、何もかも戸惑いは隠せなかった。弊会では、企業経営者にとって必要不可欠な情報を提供することに専念した。さらに専門的なマスメディアや防衛関係者、省庁を始め多くの専門家の参加により社会から評価されつつある。
その結果、いま新人類の経営者が登場しつつある。参加者各位から「グローバル化時代を迎えて、情報を収集しないと時代に取り残される」という声が強くなった。
こうした時代背景の中で、日本を取り巻く環境は様変わりだ。経営者は企業環境の変化に適応する情報を収集し、自らの資質や教養を高め、企業のレベルを変えていきたい、という意識が問われている。
また、最近弊会でも、意欲のある会員候補者をご紹介いただくケースが増えている。自分のまわりに勉強したいという人がいて、時局心話會の話をしたら、ぜひ紹介してほしいということで、お連れいただくこともある。こういう方はもともと意欲的で積極的な人たちだ。もちろん、実際にご入会いただいて参加者の資質も企業の体質も大きく変化している。
いま我が国は大きく変化しているが、なかなかそれを理解する人は少ない。そのうち消えてしまった企業は数え切れない。すべての原因はトップの先を読む能力の欠如である。政治もそうではないか。前の民主党政権は何をやってくれたのか。つまり無能政権であったとの声が大勢だ。時代が激しく変化していることに気づいていなかった。安倍政治になって、初めて国民の意識に変化が見られ始めた。リーダーの「見識と教養」は企業の命運を握っている。